こんにちは、暮らしを心地よく!のcozyです。
このブログでは、心地よい暮らし=cozy lifeに向けて、”家づくり”や”ライフスタイル”のコツやノウハウ、注意点を詳しくお届けしています。

色決めしてください。ってドサッとカタログ渡されてもなー
何か注意点とかおすすめはあるのかなー
今回は、このような思考をお持ちの方に向けて、私の経験談を踏まえ、トイレや洗面所の壁紙選びのポイントをご紹介します。
色決めはある日突然やってきます。担当者からカタログを渡されていついつまでに決めてくださいねー。と軽く振られます。が、よくわからない分厚いカタログ本を渡されてめんどくさいという方も多いと思います。
ズバリ、私も嫁さんも大満足だった、これを選べば間違いないという壁紙は、グレーのツルッとしたクロスです。その理由を解説していきましょう。
そもそも色決めとは?コツはあるの?

まずは、そもそも色決めとはどういうもので、コツがあるのか?からさらっとお伝えします。
色決めとは?
大体の間取りや仕様が決まってから行う、お化粧みたいなもの。
色決めとは言われますが、壁紙などに加え、浴槽やシステムキッチン、洗面台、外壁、造作などの製品を決めるのもこの「色決め」のタイミングです。
間取りなんかよりもこの色決めで家の雰囲気は決まります。
コツは?
コツはあります!鉄則、建築業界の常識というレベルです!
①色は大きな面積になると、明るく見える
「サンプルで見ていた時よりも、実際に外壁を張ってみたら、クロスを張ってみたら、思ったよりも明るく感じた」というのは建築界のあるある話です。これは一級建築士の問題に出るくらいです。 色はサンプルで小さく見るよりも、実際の大きい面積になると明るく見えるので、少し暗いかなと思うものでちょうどいいんです。
②サンプルは手に持って見ない
サンプルは手に持って見るのと、実際の条件に近づけて見るのとでは、色合いが微妙に変わってきます。 外壁は室内で見るんじゃなくって、外で太陽の光を浴びたところでたてかけて見てもらいたいですし、床材料は実際に床に置いてもらいたいですし、クロスは壁にあてて少し離して見てもらったほうがいいですね。 (北面の外壁が正面(メイン)になる場合は、北面の陰になった条件でサンプルを見るということもひとつですね。)
③飽きのこない配色を考える
色合いというのは実は流行りがあります。長く住まう家ですから、定番の色をベースに考えるのをおススメしています。変更しずらいところの色などは特に飽きのこないものがよいのではないでしょうか。
④素材感も大事にしましょう
デコボコ、光り方、柄、質感で、色の見え方が変わってきます。同じ色のものでも、これらの素材感の違いでイメージはガラっと変わります。
以上をまとめると以下がポイントになります。
・色決めのコツは、①色は大きな面積になると、明るく見える 、②サンプルは手に持って見ない、③飽きのこない配色を考える、④素材感も大事にしましょう
水回りの壁紙におすすめの色はとその理由

壁と言えば白!と、安易に白色を選びがちですが、やめておきましょう。
ずばり、色はグレーにするべきです。
理由は、①汚れの色はグレーに近い、②水回りの水はねは防げない、③グレーはどんなコーディネートにも合うからです。
それぞれを詳しく説明していきます。
①汚れの色はグレーに近い
水回りは全般的に汚れやすいところ。その中でも手を拭くタオルの周辺は汚れやすいもの。小さな子供がいると尚更ですよね。
手を洗ったりして手が濡れた後、その濡れた手をタオルに目掛けて勢いよく持っていくというのは、みなさんもやりますよね。確かに多くの水滴は無事にタオルに飛び込むけでしょう。しかし、いくつかの水滴はタオルの周りの壁に勢いよく叩きつけられます。
また、洗面台ではあまり目立たないなりにも歯磨き粉が飛んでるものです。残り少なくなって必死に出そうとして飛ばしたことはありませんか?歯ブラシを洗う際の水飛沫にも歯磨き粉は混入しています。
簡単にイメージできるかと思いますが、こうして、水回りの壁紙に付着した水跡や歯磨き粉などは、時間が経つと菌の繁殖や酸化により、灰色だったり茶色っぽくなっていきます。
②水回りの水はねは防げない

じゃあ、水はねを防ぐとかして壁紙を汚さないように気を付ければいいんだ!
はい、その通りです。
ただ、、、完全に防ぐことはできるでしょうか?確かにタオルの位置を変えたり、水の勢いを抑えることで改善されるでしょう。又は水を使用しなければ完全に防ぐことはできるでしょう。
そんな訳にいかなですよね。自分は気を付けていてあまり汚さないようにしても、家族全員や来訪者のお客さんの行動を制限することは無理ですし、止めておきましょう。汚れること前提で考えた方が精神衛生上の負担にもなりません。やはり、完全に汚れを防ぐことは無理でしょう。
③グレーはどんなコーディネートにも合う
グレーは、一般的に家のフローリングに使われる木材の茶色ととても相性が良いです。カントリー調の白っぽいフローリングにも、重厚感のある黒めのフローリングにも、いずれのフローリングにもフィットします。

グレーのクロスは、主張し過ぎず、さり気ないおしゃれ感を演出する、「困った時に頼りになる隠れアイテム」「万能カラー」のようなもの。
知り合いのカラーコーディなネーターのリアルなお言葉です。
なお、ここではグレー推し一択でしたが、実はベージュ系も使いやすくおすすめです。ベージュは暖色、グレーは寒色なので、暖かみをもたせるならベージュ、キリッとするならグレーといった選択でも良いかもしれません。
ここでのポイントはいかになります。
・理由は①汚れの色に近いため、②コーディネートの万能カラーであるため
水回りの壁紙におすすめの質感とその理由
質感も注意が必要です。凸凹した壁紙ではなく、ツルッとした質感の壁紙を選びましょう。
水はねと相性がいいのがカビです。壁紙の表面に凹凸があると「汚れ」が入り込んでしまい、掃除してもなかなか綺麗になりません。結果湿った状態が継続しカビの温床になるのです。
逆に、表面に凹凸がなく「拭き取りやすい」クロスは、たとえ汚れたとしても簡単に掃除できます。
また、ツルっとした質感の壁紙は摩擦に強い傾向があります。そのため、消しゴムや雑巾で壁紙を掃除してもボロボロになりにくいです。(もちろん相手は紙なので、丁寧に優しくする必要はあります。)
最後に
これまでの話をまとめると、水回りは水はねで汚れやすく、カビも生えやすいので、
・できれば床もグレー系(壁紙がベージュ系ならベージュ系に!)
そして、壁紙のカタログを見るとわかるのですが、中には「防汚」や「消臭」と言った特記が記載された壁紙もありますので、これらも信じすぎない程度に参考にしながら選ぶと良いでしょう。
そして、実はもう一つやり方があります。
それは、キッチンパネルを設置するというもの。
キッチンパネルとは、コンロの横の壁によく使われるツルツルしたプラスチックの板です。
洗面台横の壁やトイレの腰下を全てキッチンパネルにすることで、とても汚れがつきにくい壁になり、雑巾でゴシゴシ擦ってもへっちゃらです。私も考えましたが、多少高くなること、デザイン的に許容できなかったことから設置してません。が、とても良い選択肢だと思います。
デザインについては正直あまり探さなかったので、実はカッコいいのがあるのかもしれません。
以上、みなさん、心地よい家を目指して、引き続き情報収集を頑張ってください!
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