【寝室設計の決定版】検討の末行き着いた快適な寝室設計

02-設計に向けて考えること

こんにちは、暮らしを心地よく!のcozyです。

このブログでは、心地よい暮らし=cozy lifeに向けて、”家づくり”や”ライフスタイル”のコツやノウハウ、注意点を詳しくお届けしています。

寝室の設計図を渡されたけど、どう見れば良いんだろう。
何がポイントかわからない!

今回はこのようにお考えの方に向けて、考えに考え抜いた我が家の寝室設計を踏まえて、寝室設計のポイントをご説明します。

この記事を読むと、入り口とベッドの最適な配置、最適な窓の位置、シーリングファンと間接照明をお薦めする理由がわかり、各家に適した快適な寝室のための設計が実現できます。

皆さんのお役に立てば嬉しい限りです。

<この記事を読んでわかること>
・入り口とベッドの最適な配置
・最適な窓の位置
・シーリングファンと間接照明をお薦めする理由
<我が家の概要>
都心型の矮小住宅、敷地面積約25坪、床面積約35坪、家族構成夫婦+子2人、1階:玄関・トイレ・寝室・納戸、2階:LDK・トイレ・洗面脱衣所・お風呂、3階:子供部屋

結論!我が家の寝室間取りはこれだ!

まず最初に我が家の寝室間取りをお見せします。ベッドの配置と窓の位置もお付けします。

トイレ、寝室、納戸(ウォークインクローゼット)の順に配置。寝室は3.15m×3.6mです。

とても快適に過ごすことができています。ポイントを次から説明します。

間取り・設計の考え方

誰がどう寝るのか?

まずは、設計の前提条件を考えていきましょう。設計条件と言うと難しそうに聞こえますが、ここで整理したいのは”誰がどう寝るか”だけです。

誰が寝るのか?

”誰?”は、夫婦、夫婦+子供、または夫婦が別々の部屋で寝るなら夫・奥さんくらいの選択肢でしょうか。

ただ、今時点だけで考えると、後々にあちゃーっと後悔することになるので、今夫婦だけで住んでいても、将来子供が産まれたらどうなのか、老後も寝室として使うのか等人生を早送りして考えてみてください。

特に子供が産まれると生活は一変します。ベビーベッドを置くのか、川の字で寝るのか、子供は何人の想定なのか、考えてみましょう。

どう寝るのか?

どう寝るのかとは、“寝床の種類”、“寝床の配置”、“寝床のサイズ”です。

寝床の種類

“寝床の種類”とは、ベッド布団。布団なら和室が良いのかもしれません。お高めのホテルに行くと、和室なんだけど、一段上がったところに布団が敷かれているパターンありますよね。

あーいった設計も使い勝手は良いかもしれません。一段上がった部分は収納にすることもできますし。

また寝床の脇のスペースも布団かベッドかで異なります。布団なら、布団と壁の間に50cmの隙間があれば十分通行できるでしょう。これが同じ隙間でもベッドだとかなり厳しいと思います。

寝床の配置

次に“寝床の配置”です。これは、例えば夫婦が寝る部屋であれば、二人の寝床はくっつけるか離すかというところ。

寝床をくっつけるなら通行動線は寝床の両脇ですが、離すとなると寝床と寝床の間も通れますし、さらに両脇を通す方法も考えられます。どこを歩けるようにするかで、必要な部屋のサイズが変わってきます。

あとは、寝床以外に何を置くか。ドレッサーや空気清浄機、ベビーベッドなんかが考えられますね。ベッド脇に椅子が欲しいかもしれません。私は椅子の用途があまりイメージできませんが、ホテルなんかだとよく置いてありますね。

寝床のサイズ

最後に、“寝床のサイズ”です。メジャーなサイズは、シングルが100cm、セミダブルが120cm、ダブルが140cm、クイーンが160〜180cm、キングが200cm、いずれも奥行きは200cmです。

特に子供と一緒に寝る想定の場合は、サイズが大事かと思います。

我が家は夫婦と子供2人の想定でセミダブルを2つ並べています。まだ子供は1人しかいませんが、今の状況を見てると2人は少し狭そうかも。。子供の寝相って天文学的な移動幅なんですね。想定外でした。。

入り口とベッドの向き

次に、入口とベッドの向きについて。これは、入り口を開けた時に枕がどう見えるか、逆にいうと、枕から入口がどう見えるかです。

枕と入口で目線が合うような配置にすると落ち着きません。入り口が開くことがすごく気になってしまいます。寝室のドアを開けると廊下から寝顔が見えるのは嫌ですよね。

でも見ようと思えば入り口が見えた方が良いでしょう。枕から入口がパッと見えないのも不便です。そんな位置が理想です。

我が家では、廊下からはベッドの足先がかろうじて見えるくらいの配置にしました。何一つ不自由はありません。

窓の位置

窓というのは、視線、風、光を通すもの。目的を意識すると無駄な窓を減らすことができます。寝室の窓は、このうち風と光を通すことが目的でしょう。もちろん、坪庭を見るために視線を通すこともあると思います。

しかし、気をつけなくてはいけないのは、それらと同時に冷気も通すということ。背に腹は変えられないのかもしれませんが、単純に頭の上に窓があると寒いです。

それから頭の上に窓があると不意に降ってきた雨で布団が濡れる危険性もあります。最近の雨は突然ドバッと降るので、とても注意が必要です。なので頭側に窓はおすすめしません。

また、冬場の冷気を考えて、窓は必要最低限の大きさにしましょう。

光を通す目的であれば朝日が入るととても気持ちが良いですね。人間の体内時計は25時間で、朝日を見ることで体内時計がリセットするらしいので、医学的には朝日を浴びるのはとても大事だそうです。そうすると、朝日が入る窓にしたければ、窓は東側が良いですね。

我が家ではベッドの足側=東側に小さめの窓をつけています。建て詰まっているので朝日なんて全く届きませんが。。

トイレを近くに

トイレが近いと便利です。夜中にトイレで起きることもありますよね。その際、トイレに行くまでの道のりが長いと、脳が目覚めてしまうそうです。

近ければ脳はほぼ寝たままで寝床に戻って来れるので睡眠の質を落とすことがありません

あと、終の住処にするつもりなら、今は大丈夫でも、寝室からトイレまで車椅子で出入りできるとなお良いでしょう。

絶対お薦め!シーリングファンと間接照明

最後に、寝室におすすめの設備を説明します。我が家では、シーリングファンと間接照明を採用しました。いずれも選んでよかった物です。

シーリングファン

あまりシーリングファンに馴染みの無い方が多いかと思いますので、まずは言葉の説明。

「シーリングファン」とは、天井に取り付ける扇風機のことです。空気を撹拌することで室内の温度を一定にすることができ、吹き抜けの天井が高い部屋で冷暖房の効率を上げる効果があります。

シーリングファンを取り付けると冷暖房の効率が上がるため、家庭ごとに差はありますが、結果として電気代が安くなることが多いです。

私は一人暮らししている時からシーリングファンの愛用者です。一人暮らし時代は冬場も使ってましたが、やはり、特に夏場は大活躍です。

扇風機だと、風が直接当たり過ぎて不快ですが、シーリングファンだとそよ風のような自然っぽい風が吹くのでとても快適です。

扇風機は、掃除が面倒だったり、オンシーズンもオフシーズンも場所をとるし、とデメリットを感じていました。それが、今は4枚の羽を拭く以外にやることはありません。見た目もとてもスッキリします。

さらに、我が家の場合はアレクサと連携しているのでリモコンすら不要です。寝ながら口だけを動かせば操作できるのでとてもズボラできます。

間接照明

寝室の目的が”寝る“だけであれば、シーリングライトの出番はないので間接照明だけで良いと思います。

もちろん掃除機をかけるときに電気は明るくしたいとか、ドレッサーがあるから明るくしたいとかの、寝る以外の用途があれば、無理に間接照明だけにする必要はありません。

あと、とても大事なのですが、照明はのオンオフは寝ながら操作できるように考えましょう。眠くなってから立ち上がって電気を消すのってかなりストレスです。我が家はアレクサ対応&各枕元にスイッチを設置しました。

最後に

意外とチェック項目が多かった気がしますが、人生の3分の1を過ごす大事な寝室は、睡眠の質に配慮した設計が望ましいと思います。

また、今回記載した内容は全て、我が家の設計に反映しているので、気になる点があれば質問頂ければ可能な限りお答えします。

最後に、チェック項目を改めてまとめます。

<本記事のポイント>
・寝室では、だれがどのサイズの寝床で寝る予定か
・枕の位置と出入り口の位置が近すぎないか
・窓は顔の近くではなく、足側、東側か
・トイレは近くに配置できるか
・シーリングファンや間接照明は検討したか

コメント

タイトルとURLをコピーしました