【お薦め】我が家の玄関ドアに”引き戸”を選んだ理由

02-設計に向けて考えること

こんにちは、暮らしを心地よく!のcozyです。

このブログでは、心地よい暮らし=cozy lifeに向けて、”家づくり”や”ライフスタイル”のコツやノウハウ、注意点を詳しくお届けしています。

扉って”引き戸”と”開き戸”があるけど、それぞれどう違うんだろう。
どっちの方が使いやすいとかあるのかなー。

今回は、このようにお考えの方に向けて、我が家で引き戸を選んだ理由、私が引き戸をお薦めする理由、引き戸と開き戸の選択のポイントを説明します。

皆さんのお役に立てば嬉しい限りです。

<この記事を読んでわかること>
・引き戸と開き戸の違い
・引き戸のメリット・デメリット

引き戸の方がいいですよ

我が家では開き戸ではなく引き戸の玄関ドアを採用しましたが、これも大大大正解でした。ただし、これはどの家にも当てはまる訳ではないと思います。

引き戸と開き戸の違いや、とても良いと思える理由を説明します。

引き戸と開き戸

引き戸とは、扉を横にスライドするドアのことです。開き戸とは、ドアの片側を中心に反対側が弧を描くように動くことで隙間が生じるドアのことです。

昔の日本の家では、その使い勝手の良さから一般的に引き戸が採用されていました。障子やふすま、押し入れなんかは大体引き戸です。ただ、密閉性に課題があり、近年は引き戸から開き戸に主流が移っていました。そして、より最近は、技術進歩と共に、課題だった密閉性が改善し、また引き戸の人気が出てきている状況です。

引き戸のメリット・デメリット

メリット① 無駄な動きが要らない

玄関ドアが開き戸の場合、日本では外側に開きます。これは、日本の住宅が狭く、内側に開くとスペースに余裕がなくなるからです。アメリカでは内開きが基本らしいです。

そのため、帰宅時に開き戸の玄関ドアを開けようとすると、ドアノブを持って手前に引き、ドアを避けるように体を移動する必要があります。この動きがとても無駄なのです。

わかりやすい例だと、車椅子でしょうか。車椅子に乗った状態で、開き戸を開けようとすると、車椅子を後ろに後退させながらドアを手前に引くことになりますよね。とても難しそうです。

引き戸だとどうでしょうか?車椅子の位置を変えることなく、手の動作だけでドアを開くことができます。

この差です。えっ、それだけ?と思われたかもしれませんが、実はこの“アクション数”を減らすことは”心地良さ”に直結するのです。病院内のドアも基本的に引き戸が採用されていることからも、利用者の負担が少ないということでしょう。

この、アクション数”とは目的に到達する手間数のことであり、整理や収納といった部門ではとても大事にされている考え方です。とてもシンプルで、”アクション数が少ない=楽”、逆に”アクション数が多い=めんどくさい”ということ。脱ぎっぱなし置きっ放しはとてもアクション数が少ない、というかゼロなので、子供たちに大人気ですよね。同じです。

メリット② 必要スペースが小さい

開き戸の場合、ドアを回転させて開け閉めするため、ドアの前後どちらかに扉本体の大きさ分のスペースが必要となります。しかもこのスペースはドア開閉にしか使えないスペースであって中々兼用することはできません。日本の狭い住宅事情を踏まえると致命的なのです。

例えば、玄関の手前まで階段があると、玄関を開けるときに、ドア分のスペースを確保するため、わざわざ一段下がる必要がありますよね。

引き戸の場合はどうでしょうか。この開閉のためだけのスペースは必要ありません。玄関の手前まで階段があろうが、自分は移動せずに開閉できるので、階段を一段下がるなんて必要はありません。

我が家は玄関手前の平場スペースが限られているため、開き戸にすると開ける際に、一旦は、ただでさえ狭い平場スペースのさらに端っこに寄る必要があったと思います。平場は周りよりも60㎝程度高いので、落ちたらとても危ないです。子供が玄関手前にいることに気づかず、勢いよく開けたら、子供を突き飛ばして平場から落としてしまう危険性もあります。

また、ベビーカーを持ってドアを開ける時、平場にはもうスペースがないので、アプローチ階段を一段下がることになるでしょう。そうなるとベビーカーを持ち上げながらドアを開ける必要があります。引き戸なら傍に置いたままドアを開けれます。

これは本当に採用してよかったと思っています。ただ、次のデメリットの対策が必要です。

デメリット① 密閉性には差がある

一方で、引き戸のデメリットは何かと言えば、冒頭にも書いた通り、密閉性です。確かに一昔前よりは格段に改善されているようですが、どうしても開き戸には勝てません。

我が家の場合、一階は寝室とウォークインクローゼットしかないので、あまり気にならないだろうと思い選択しました。結果、現在も全く気になったことがありません。というか比較しようがないので、わからないだけなのかもしれませんが、隙間風があるとか、そういった明らかな欠点は全く感じません。寒さに敏感な嫁さんも一度も気にしている様子を見たことがありません。

ただ、玄関を開けるとすぐリビングという間取りの方は、もしかしたら気になるのかもしれませんので、ショールーム等で自分の目で見るのが良いと思います。見てわかる話ではないかもしれませんが。

まとめ

引き戸はおすすめ
・なぜなら、アクション数が減らせるため、開閉スペースが不要なため
・ただし、密閉性に課題があることを理解した使い方必要

まとめ

引き戸は本当におすすめです。我が家の場合は、電子キーにすることもあり、割と結構な額のオプション費を払いましたが、お金をかけた以上に大満足です。選んで最高でした!

ただ、密閉性には課題もあるので、メリット・デメリットの両方を理解する必要があります。

ちなみに、我が家では各部屋の扉も、メリットを優先して基本的に引き戸を採用しています。これも我が家の成功ポイントです。

本記事のポイント

・一度、引き戸も検討してみて下さい。
 (アクション数、開閉スペース、密閉性について、開き戸と差があります。)

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